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住職の愛猫「たま」の招き

◼️豪徳寺の「招き猫」は幸運を招く

招き猫の由来については諸説があり、一般的に広まっているのは豪徳寺(東京都世田谷区)にまつわる逸話です。彦根藩主の井伊直孝が鷹狩りの帰りに、この寺の門前まで来たときのこと。一匹の白猫が現れ、右手を上げて、しきりに寺内に入るよう招くので、誘われるように境内に馬を乗り入れた直後に、激しい雷鳴とともに門前に落雷があった!住職の愛猫「たま」の招きで、落雷を逃れることができた井伊直孝は、その後、荒れ果てていたこの寺に某大な寄進をし、さらに井伊家代々の菩提寺としたといいます。なお、このとき右手を上げて井伊直孝を招き入れた猫の墓は、現在も豪徳寺の墓地一角に猫観音として供養されています。

また、別の説では、浅草で駄菓子屋を営んでいたおばあちゃんが、あまりに流行らないので店を閉めようかと考えていたある夜のこと。年老いた猫が夢に現れて、「こうした格好の置物を作ったら、きっと店は繁盛するよ」と告げ、右手を上げて人を招くようなしぐさをしたので、夢とは思いながら「招き猫」を作らせて店に置いたところ、飛ぶように売れたという伝説もあります。そこから、商売繁盛の縁起物になったというのです。

いずれにしても、昔から猫は、不思議な魔力を持つ動物と考えられてきました。また、中国の唐から猫が渡来した際、「猫面を洗って耳を過ぎれば即ち客到る」との言葉も一緒に伝来したとのことで、このあたりに招き猫伝説のルーツがありそうです。

◼️招福猫児が見守る招福殿

豪德寺では、福を招いた猫を「招福猫児(まねきねこ)」と呼び、お祀りする招福殿が建てられました。招福殿には、家内安全、商売繁盛、開運招福を願うたくさんの参詣者が訪れています。堂内には招福観音菩薩立像が安置されています。なお、豪徳寺の境内(1万5千坪、約5万㎡)には四季折々の草木があり、梅・桜・牡丹・つつじ・紫陽花や晩秋の紅葉などが楽しめます。石門から山門に至る参道の松並木、さらに野鳥が飛び交う奥深い森林も見所です。

◼️小判を持たない招福猫児

豪徳寺の招福猫児は小判を持たずに右手だけをあげています。その理由は、招福猫児は、人を招いて「縁」をもたらしてくれますが、福そのものを与えてくれるわけではありません。人との大切な「縁」を生かせるかどうかは、その人次第。報恩感謝の気持ちがあれば、自然とその人のもとに福が訪れる、という教えから、小判を持たずに右手だけをあげています。

🔶江戸時代に日本各地でブームとなり現在に至る招き猫。一般的には以下のようにいわれています。

・右手挙げは「お金招き」

・左手挙げは「人・お客様招き」

・白は「福招き」

・赤は「健康招き」

・黄は「金運招き」

・黒は「厄除け」

・桃は「恋愛成就」

招き猫の日本三大産地

・愛知県「常滑焼」

・愛媛県「瀬戸焼」

・石川県「九谷焼」

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