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1日1個のりんごでからだ元気!

美味しいだけではなく、りんごには優れた薬効がある

イギリスには「An Apple a day keeps the doctor away」(1日1個のりんごは医者を遠ざける)という諺がありますが、りんごには、ビタミン(A、B群、C)、同化されやすい糖類、各種の酵素、有機酸(リンゴ酸、クエン酸、酒石酸)など、様々なミネラルがバランスよく含まれています。便通をよくし、血中のコレステロールを低下させる食物繊維のペクチン、腸内の善玉菌を増やすオリゴ糖、活性酸素を除去するケルセチンなどが含まれ、炎症、アレルギーなど、色々な病気の予防や改善に役立ちます。リンゴ酸は、体内の炎症を癒す作用があるので、気管支炎、肝炎、膀胱炎などの炎症疾患の治癒を早めてくれます。熱を出したり、下痢をしたりすると、りんごをすって食べることがあると思いますが、りんごの効能からすると最上の家庭療法だといえます。

数ある個性的りんご品種のなかで有名なふじりんご

『ふじ』

果汁が多く、甘みも香りも大人気。〈食べ頃/11月〜〉

『早生ふじ』

ふじの早熟系品種。〈食べ頃/9月下旬〜10月上旬〉

知って得するりんごの秘密

①テカテカの秘密

りんこの表面がテカテカしていることがありますが、これは「つがる」「ジョナゴールド」などの品種によく見られるもので、「油あがり」と呼ばれています。りんごが熟してくると増える100%天然成分です。

②りんごの蜜の正体

光合成によって葉っぱから実に運ばれた栄養は糖に変わり、その糖が実の中にいっぱいになると細胞と細胞の隙間にたまり水分を引き寄せます。この水分が「蜜入りりんご」の正体です。蜜自体が特別甘いわけではありません。ただ、蜜入りりんごは甘み成分がたっぷりで熟度が進んでいる証拠です。そういった意味では「蜜入りりんご=甘い」は正解です。

③蜜入りりんごは期間限定⁉︎

「ジョナゴールド」「王林」などの品種には蜜は入りません。蜜が入りやすい品種の代表格は、「サンふじ」。ただし、「サンふじ」も蜜入りは期間限定です。蜜は少しずつ果肉に吸収されるので、蜜入りりんごは12月くらいまでのお楽しみです。蜜は消えてしまっても甘さは変わりません。

④保管は密閉して冷蔵庫へ

りんごの保管は冷蔵庫。お店で購入したりんごは、水分が蒸発して鮮度が落ちないようにポリ袋などに入れ、密閉して冷蔵庫に入れることをおすすめします。りんごの甘さのもとである果糖は冷やすことでより甘みを感じることができます。

⑤ポリフェノールの秘密

りんごは綺麗なお肌の味方。りんごに含まれる「りんごポリフェノール」という成分は、最近増えている花粉症やアトピー性皮膚炎などのアレルギー症状を抑えたり、肌を白くする作用があるとされています。りんごポリフェノールは皮の近くに含まれています。りんごの栄養を無駄なく取れるのが「輪切りスライス」りんごを横に数センチ幅にスライスすると、皮が気にならず食べられます。

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