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伝統的な和食は健康長寿食

和食「白米と玄米」

毎日の食事で免疫力を高めるためには、タンパク質のほか、ビタミン・ミネラル類も重要な栄養素です。朝食としては、伝統的な和食が理想的です。できれば、白米よりも玄米のほうが腹持ちがよく、ビタミン・ミネラルが豊富なので朝食に向いています。疲労回復効果があるビタミンB1は白米の5倍以上といわれ、栄養的にはとても魅力的です。栄養が豊富なぶん、玄米には白米にはない味があり、脂っこいものや味の濃いおかずは味覚として合いません。玄米は、薄味の魚や野菜など、伝統的な和食のおかずにこそよく合う主食です。具体的には、小魚、卵、のり、漬け物、梅干しといったおかずと組み合わせるとよいでしょう。旬の食材は、栄養価が高いので、魚や野菜などは旬の素材を食べるよう意識します。

「何がなんでも玄米食」というこだわりは必要ありません。玄米は、食物繊維が豊富で腸の健康に良い反面、胃腸の弱い人には消化不良を起こして、負担になってしまう場合があります。その点、白米は玄米に比べて消化吸収しやすいので、カロリー補給という意味では優れています。玄米にも白米にも、どちらにもそれぞれの良さがあります。無理にどちらか一方を選ぶ必要はないと思いますが、今まで白米しか食べていなかったという人には、新しい主食選択肢の一つとして、玄米をおすすめします。また、玄米と白米をブレンドして楽しむこともできます。ただし、玄米は精製しないぶん、土壌の汚染物質が残りやすいので、品質は慎重に選びましょう。インターネットを除けば、有機、無農薬、低農薬として販売されている玄米が数多くあります。信頼のおける生産者を選んで購入するのが良いでしょう。

昼間は、消化活動が最も活発に行われる時間帯です。肉、野菜、ご飯、フルーツなど、30品目とまでいかなくても、なるべく多くの種類の食材を食べたいところです。1日のなかでは、昼食に一番多くのカロリーを摂取することをおすすめします。夕食は、そば、またはうどん、煮野菜、デザートなど、軽めにしましょう。脂っこいものなど消化が悪い夕食は、良質な睡眠を妨げ、夜中の免疫システムの妨げになって、風邪をひきやすくしてしまいます。夕食は、遅くとも夜10時より前に終えるようにして、その後はリラックスして過ごすようにしましょう。

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