全身鏡に映る姿をみて「お尻がない!」と感じたことはないでしょうか?ほどよく筋肉のついたタイトなお腹と形の良いヒップに憧れるのに、この一番気になる部分こそたるみがち。
ヒップを解剖学的に説明すると、それぞれに固有の機能があり、曲線美に影響します。
①大殿筋
股関節の後側にある極めて厚く強大な筋。人体のなかで最大最強の筋です!これが引き締まっていれば、丸みを帯びたヒップラインになります。
②中殿筋
三角形で後部は大殿筋におおわれ、その深側にある筋。ヒップ外側の股関節外転筋です。外旋の作用もある。これが発達していると、ヒップの上部が引き締まり、魅力的な曲線を描き、腰のくびれがとても美しく見えます。
③小殿筋
中殿筋におおわれる扁平三角形の筋です。中殿筋と小殿筋の作用は同様です。たるんでくると、大転子の下(サドルバッグ)に脂肪がつきます。
殿筋の役割
ヒップには脂肪組織が多く、それを支える殿筋と合わせてヒップと呼びます。ヒップのとくに力強い働きは、座位から起立したり、走ったり、階段をのぼる時などに太もも裏の筋(ハムストリング)をサポートすることです!
トレーニング効果を高める意識が重要
美しいヒップラインをつくるためには、「筋トレとマッサージ、バランスのとれた食事」が必要です。脂肪は日常生活であまり使わない筋肉の上につくもの。デスクワークとゆっくり歩くだけの生活では、お尻の筋肉とお腹の腹筋はあまり活動しません。このことからお尻とお腹には脂肪がつきやすくなります。デスクワーク中お尻とお腹に力を入れて姿勢を正す!過度に緊張しすぎた腰部・殿部・大腿部の筋肉をマッサージでほぐす!理想的な食事を組み合わせる!本気で集中すれば日々のトレーニング効果が高まります。