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健やかに生きるためのふくらはぎマッサージ

自分のふくらはぎを触れてみる。元気で熟睡ができる人のふくらはぎは、温かく、柔らかく、弾力があると思います。逆にふくらはぎが冷たい、弾力がない、熱っぽい、硬く張っている、しこりがある、指で押すと跡が消えない。このような状態の人は、身体に何か不調があるか、ストレスを抱えているのではないでしょうか。

なぜ、ふくらはぎを触れると、体調がわかったりするのか?それはふくらはぎの働きで、血液がスムーズに体をめぐっているからです。血管には、動脈と静脈の2種類があります。動脈とは、酸素や栄養豊富な血液を心臓から体のすみずみまで運ぶ血管で、いわば「上水道」にあたります。逆に静脈は、体内で発生した老廃物を含んだ血液を心臓に向かって戻す血管で、いわば「下水道」にあたります。この時、足の静脈の血液を、重力に逆らって下から上へと送り出しているのがふくらはぎの筋肉です。 

人間の下半身には全体の7割もの血液が集まってきます。それを効率よく戻すためにふくらはぎの筋肉がポンプの役割を果たしています。ふくらはぎの筋肉が伸び縮みすることで筋肉がポンプの役目を果たし、血液は心臓へ戻されます。筋力が強ければその効果も高くなります。また、心臓へと戻す血管である静脈には弁があり、逆流を防いでふくらはぎのポンプ効果をサポートしています。運動不足でふくらはぎをあまり動かさないと血液が足に溜まってしまい、鬱滞して、むくみが起こります。また、静脈弁が大きな負担を受けて壊れてしまうことで逆流が起こり、効率よく血液を戻せなくなって鬱滞し、むくみが起こることもあります。

下腿三頭筋

下腿後面のフクラハギ(腓腹 こむら calf)をつくる強大な筋で、腓腹筋とヒラメ筋の2つの筋からなる。腓腹筋は二頭をもつため、下腿三頭筋という。細い足底筋がこれに加わることもある。

※ハイヒールとヒラメ筋

ハイヒールの靴を履いている場合には、足関節は底屈位にあって比較的不安定ですが、とくにヒラメ筋が収縮して関節を安定にし、前方への転倒を防いでいる。ふくらはぎを備えているのは人間だけ。犬にも猫にも猿にも、ふくらはぎはありません。なぜなら4本足で歩いているからです。私たち人間だけが、四つん這いから立ち上がって、2本足で歩き始め、視野が広がり、両手を自由に使えるようになって、文明を発達させることができました。

問題は、引力の法則で下へ降りる血液を、重力に逆らってどうやって心臓に戻すか。心臓から出た血液は全身に行き渡り、静脈を通って戻ってきます。しかし心臓には、血液を回収する力まではありません。人間の下半身には全体の7割もの血液が集まっています。これがどんどん溜まっていったら人間は生きていけません。それでふくらはぎの筋肉がポンプのように動くことで、血液を心臓に戻す仕組みが生まれました。

ふくらはぎの筋肉

『第2の心臓』

『上半身の血流は心臓が、下半身の血流はふくらはぎが担う』

と言われるほど重要な筋肉器官です。

立つ、座る、歩くなどの動作で足の筋肉は収縮と弛緩を繰り返す。この動きが静脈を圧迫してポンプのように血液を心臓へと押し上げる働きとなります。静脈と連動した筋肉の収縮と弛緩は『ミルキングアクション』とも呼ばれています。これは牛の乳しぼりに似ていることから名付けられています。年齢が上がるにつれて下肢静脈瘤をおこしやすくなるのは、静脈弁がとても薄く壊れやすい構造であることや、加齢によって筋肉が衰えて筋ポンプ作用が弱くなることが原因です。運動不足、運動のしすぎ、過労、加齢、ストレス、病気やケガなど。様々な理由で、ふくらはぎの筋ポンプ作用が衰えると、血液がよどみ、体が冷え、老廃物が血管の中に溜まりやすくなります。

昔から『冷えは万病の元』と言われています。体温は免疫力とも関係が深く、免疫細胞が正常に働ける体温は36.5℃。そこから1℃上がると最大5倍から6倍も免疫力が上がり、逆に1℃下がると免疫力が30%下がると言われています。病気になったときに発熱するのは、体が体温を上昇させることで免疫細胞を活性化させ、病気と戦う力を上げようとしているからです。冷えのおおもとは、血液のよどみ。血流がスムーズに流れないから、栄養もホルモンも滞り、末端までよく血液が届かなくて、体が冷えてしまう。その結果、胃腸や心臓、腎臓もよく働かず、免疫力が落ちて病気になりやすくなる。脂肪や老廃物が溜まって、むくんだり太ったりします。肌はくすみ、髪もパサパサになります。体の内側から血流を良くして体を温めるにはどうしたら良いか?簡単です。適切にふくらはぎをマッサージすることです。これで自律神経も整い、免疫力が格段に上がります。

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